この画面は、G06の説明文、注記/索引を表示しています。

(1)このクラスは以下のものを包含する:
― 実際の装置またはシステム内での,現在のまたは予想される諸条件を計算するための数学的なものに関するシミュレータ;
― 計算を含む手段により,システムまたは装置の機能を実現するシミュレータであって,他の分類箇所がないもの;
― イメージデータの処理または生成
(2)このクラスは以下のものを包含しない。
―筆記具に計算装置を結合したもの。それらはグループB43K29/08に包含される;
―シミュレータから得られる制御機能一般,ただし,これはクラスG05に包含されるけれども,そのような機能は,制御される装置のためのこのクラスのサブクラスに包含されることもある;
―シミュレータへの入力となる独立変数の測定または分析,ただし,これはG01に包含される;
―訓練を受ける者によってなされた行動に応じて,実際に経験するような感じに似た知覚的感じを与える場合の教習具または訓練具とみなされるシミュレータ。そのようなシミュレータはクラスG09に包含される;
―シミュレータの構成要素であってしかもなにかの装置あるいは機械と同等のもの,ただし,これはその装置また機械のための適切なサブクラスに分類し、クラスG09には分類しない。
(3)このクラスにおいては,下記の用語または表現は以下に示す意味で用いる:
― “データ”とは“情報”と同義語として用いられる。それゆえ,“情報”という用語はサブクラスG06Cにおいて使用しない;
― “ICT[情報通信技術]”は“IT[情報技術]”も含む;
―“カルキュレーティング”または“コンピューティングとは,とりわけ,数値および数値形式で表現されたデータについての演算を含む。これらの用語のうち,“コンピューティング”はクラス全体にわたって使用される;
―“コンピューテーション”という用語は“コンピューティング”から派生している。フランス語では“カルキュル”という用語はいずれの意味にも使用される;
―“シミュレータ”とは,実際の装置と同じ時間スケールを使用するかまたは拡大もしくは縮小した時間スケールで動作する装置である;
―“記録担体”とはシリンダ,ディスク,カード,テープ,ワイヤのような永久的に情報を保持できる物体を意味し,記録された情報に対して相対的に移動しうる感知素子によって読出しのできるものである。
(4)セクションGのタイトルに続く注,特に“変量”という用語の定義については注意すること。