この画面は、C07の説明文、注記/索引を表示しています。

1.このクラスにおいては,下記の用語は以下に示す意味で用いる:
・“製造”は精製,分離,安定化または添加剤の利用を分類する独立した箇所がなければ,それらを包含する。
2.化合物又は組成物からなる殺傷物剤,有害生物忌避剤,有害生物誘引剤または植物成長調節剤は,サブクラスA01Pにも分類される。
3.サブクラスC07C~C07Kにおいては,ラストプレイス優先ルールが適用される,すなわち各階層レベルにおいて相反する指示のない限り,化合物は最後の適切な箇所に分類する。例えば,非環式鎖と複素環を含有する2-ブチルピリジンは,複素環式化合物としてのみサブクラスC07Dに分類する。一般に,グループC07C59/58,C07C59/70に記載されたような相反する指示がない限り,“非環式”または“脂肪族”という用語は,環をもたない化合物を示す。そしてもし環をもっている場合は,ラストプレイス優先ルールに従い,該当する分類上のグループがあるならば,環式脂肪族化合物または芳香族化合物のそれに分類する。化合物が互変異性体型で存在する場合には,他方の型が,分類体系のより前において特別に規定されていない限り,分類体系の最後の箇所に分類する。
4.化学的に製造された化合物とその製法は,まず製造された化合物の型にしたがって分類し,ついで製造プロセスはもし重要ならば実施された反応の型に関する箇所にも分類する。このクラス以外でそのような箇所の例は以下のとおり:
C12P 所望の化学物質または組成物を合成するため,あるいはラセミ混合物から光学異性体を分離するために,発酵または酵素を用いる方法
C25B3/00 電気分解による有機化合物の製造
C25B7/00 電気泳動による化合物の製造
5.二以上のメイングループに属する化合物群を製造する一般的プロセスの場合は,まず採用されたプロセスのグループが分類上存在するならば,それにしたがって分類し,ついで製造された化合物はもし重要ならばその型のグループにも分類する。
6.このクラスにおいては,相反する指示がないときは,カルボキシルまたはチオカルボキシル基を含有する化合物はラストプレイスルール(上記注(3)参照)が他の箇所を指示しない限り,カルボン酸またはチオカルボン酸の適切な箇所に分類する;カルボキシル基とは,その炭素原子がニトロまたはニトロソ基の窒素原子以外の異種原子に対する3個の結合をもち,4個以上はもたず,同じ異種原子に対する少なくとも1個の多重結合をもつものであり,チオカルボキシル基とは,硫黄原子に対する少なくとも1個の結合をもつカルボキシル基であって,例.カルボン酸のアミドまたはニトリル,それらは対応する酸として分類する。 7.カルボン酸の無水物およびカルボン酸ハライドは他に掲示がない限り,対応する酸として分類する。化合物の塩は規定されていない限り,その化合物として分類する。例.塩酸アニリンは炭素,水素および窒素のみを含有するものとして,C07C211/46に分類される。,マロン酸ナトリウムはマロン酸として,C07C55/08に分類される,またはメルカプチドはメルカプタンとして分類する。金属キレートも同様に取り扱う。同様にして金属アルコラートおよび金属フェノラートはC07Cに分類し,C07Fには分類しない。すなわちアルコラートは,たとえばC07C31/28~C07C31/32に,フエノラートはC07C39/235またはC07C39/44に分類する。2種以上の有機化合物相互間の塩,付加物または錯体はその塩,付加物または錯体を形成するすべての化合物について分類する。